Book mark
カテゴリ
以前の記事
ライフログ
お気に入りブログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
秋の爽やかな風に誘われて、ひさしぶりに自転車で遠乗りして、ひさしぶりのギャラリーめぐり。
荒川を渡ってまっすぐ葛西橋通りを走って木場の辺りで三ツ目通り、さらに清洲橋通りと、大通りを走ると30分ほどで日本橋馬喰町に到着。まずラディウム-レントゲンヴェルケへ。長谷川ちか子「穴 - Punica Granatum」を見る。絵を見てなんだかびっくりしてしまう。真っ黒い画面の真ん中に丸く、本物そっくりのザクロがみえる。ザクロの実はエロティックで美しいけれど、それをこんなふうにみせるんだ...。作品ファイルをみて、giftという作品が好きだなと思う。giftは英語では贈り物、ドイツ語では毒という意味を持つのだそうです。しらなかった。 ちょっと移動して、FOILギャラリーと馬喰町ART+EATへ。FOILで繊細なタッチとポップカラーのドローイング、ART+EATはナイーヴでややアンニュイな色彩なのに暗くはない絵をみる。全然違うけど、両方とも、いまのかんじかもなあなどと思いながら、美しいものを紡ぎ出す人たちがいて良かった!それをみることが出来てよかった、と素直に思った。タロウナスは展示替え中で休み。 清洲橋通りを戻って新大橋通りを茅場町へ。ずっと来たかった森岡書店。昭和2年築のあまりに古い建物に驚く。大理石が使ってあったり、木の手すりに感嘆しつつ階段をのぼる。書店は恍惚としたような光で満たされていて、一瞬錯覚を起こしそうな気がした。東京ではないみたい、京都の空気感に似ているなとおもう。中道順詩写真展の展示中で、マニアみたいな早口にやたら喋る男性があれこれ質問している。中道さんと思しき人が、上達するのは素直な人ですよ。ぼくの教室でもいろんな人が来るけど、あちこちの教室を回って知識ばっかり頭に詰め込んで来た人はぜんぜんだめだから、頭を空っぽにしてから来てくださいって言うんですよ。と穏やかな調子で話しているのが可笑しかった。大人だなー。 中道さんのポストカード。展示中の写真はラフな水彩紙に現像してあったけれど、ポスターやカードのしっとりした風合いの方が、写真の色味とあっていて素敵だと思った。
by zizis
| 2009-09-11 23:32
| 見たり聞いたり
|
ファン申請 |
||